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NEC、100Gbpsデジタルコヒーレント光トランシーバモジュール発売

July 26, 2011, 東京--NECは、世界で初めて100Gbpsの通信に対応したデジタルコヒーレント光送受信方式の光トランシーバモジュールを製品化し、販売活動を開始した。あわせて、40Gbpsの通信に対応した製品の販売活動も開始する。
光トランシーバモジュールは、光ファイバを用いた大容量・長距離伝送を実現するWDM装置などの基幹部品として利用されている。
新製品の特長は以下の通り。
1. 大容量伝送の実現: DP-QPSK変調方式の採用により、直接変調方式を用いた従来製品と比較して波長利用効率が約4倍向上し、大容量伝送を実現。
2. 安定した長距離伝送の実現: PLC(Planar Lightwave Circuit)技術を活用した光ハイブリッドミキサを内蔵するとともに、光ファイバ伝送で発生する波形歪を適時補償するデジタルコヒーレント送受信回路を採用。これらにより、波長分散補償ファイバを用いない場合でも、従来製品の20倍以上である2,000km以上の伝送が可能。
3. 小型サイズの実現: 高速信号処理機能のIC化により、光モジュール業界標準に準拠した小型サイズ(127mm×177mm×33mm)を実現。
100Gbpsデジタルコヒーレント光トランシーバモジュールの出荷開始時期は2012年3月、40Gbpsデジタルコヒーレント光トランシーバモジュールの出荷開始時期は2011年11月の予定。NECは新製品について今後3年間で50,000個の出荷を目指す。

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