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Lumerical、高速、広帯域無指向性導波路設計MODE Solutions 5.0

July 25, 2011, バンクーバ--ルメリカルソリューションズ(Lumerical Solutions, Inc)は、導波路設計ツールMODE Solutions 5.0最新アップグレードを発表した。
MODE Solutions 5.0は、柔軟性を持つソルバ(eigensolver)技術を拡張し、数100µmサイズまでの光コンポーネントに対応可能な電磁伝搬関数を含むようにした。光コンポーネントとしては、シリコンフォトニクス、光インタコネクト、フォトニック結晶デバイスおよび共振器などが対象になる。MODE Solutions 5.0は、分散と並列コンピューティングおよびFDTDソリューション用に開発された最適化に関してはこれまでの成果を含んでおり、これにより次世代のデバイス、コンポーネント、サブシステムを目的とする複雑な集積光デバイスの設計が合理化できる。
「MODE Solutions 5.0の新しいプロパゲータの機能は、全面的にベクトルのアプローチに基づいている。2Dアルゴリズムの計算だけで2.5D精度が得られる」とLumericalのCTO Dr. James Pondは語っている。「1回の計算で、広帯域の分散型材料をモデリングできるので、単一の光軸に沿ってしか使えない多くの伝搬法の制約を受けることがなくなり、MODE Solutionsは、これまで世界中の顧客の厳しい設計問題を解決してきた、Lumericalの実績ある専門知識により導波型のアプリケーションに幅広く対処できる。」
LightwireのMark Webster氏によると、同社はシリコンフォトニックデバイスの開発に広範囲にわたりMODE Solutionsを使用している。MODE Solutionsは、FDTD手法よりも大きなコンポーネントに対処できる。併せて、BPMのような設計ツール固有の課題を克服する、全方位的なアプローチにより、大規模、高屈折率差のコンポーネントに対応可能になっている。例えば、マルチリングカスケード共振器フィルタ、ブラッグ導波路グレーティング、偏波ダイバーシティ受信光回路、埋込リング共振器、フォトニック結晶など。ブリティッシュコロンビア大学のLukas Chrostowski教授の研究グループ、それにCMC-UBCシリコンナノフォトニクス加工コースは、シリコンフォトニックデバイスや回路設計のためLumerical FDTDとMODE Solutionsを使用している。「MODE Solutions 5.0の伝搬関数は、正確にシリコン光集積回路をシミュレートするための重要な新機能である」と同教授はコメントしている。
Lumericalは、現在MODE Solutions 5.0の出荷を始めている。
(詳細は、www.lumerical.com)

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