Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

July 21, 2011, Round Rock--デル(Dell)は、フォーステンネットワークス(Force10 Networks)買収で正式契約したと発表した。
デルによると、Force10のネットワーキング技術はデルのデータセンタソリューションポートフォリオを補完するものであり、買収によってデルはエンタプライズ顧客に提供できるポートフォリオの幅を広げることができる。
デルは、顧客に提供できるデータセンタ製品とソリューションの範囲を完璧にすることを目指して過去3年、エンタプライズポートフォリオを拡張してきた。サーバ、ストレージ、ネットワーキングとサービスリソースを統合して、顧客が運用を合理化し、ITコスト削減、データの伸びを管理し、マネージメントの簡素化を支援することが狙いだった。Force10の買収とネットワーキングへの投資は、デルのサーバ事業にとって当然の補完となる。IDCの1Q11のデータによると、デルは米国におけるx86サーバのトップベンダ、世界市場では第2位にランクされている。
Force10は、12ヶ月の売上げ実績から、約2億ドル企業と評価されており、同社ビジネスの約80％は北米であるが、世界の60カ国に事業を展開している。同社のOpen Cloud Networkingはオープンスタンダード、自動化、仮想化をベースにしており、デルの設計思想と調和している。Force10の技術によって顧客はネットワークインフラをオープンで、信頼性の高い、スケーラブルなデータセンタ、クラウドコンピューティングファブリックに変えることができる、とデルは説明している。
(数年前から、サーバベンダによるネットワーク機器ベンダの買収が相次いでいるが、今回のデルによるForce10買収によって主要サーバベンダはサーバとネットワーキングを単独で提供できるようになった)。
(詳細は、www.dell.com)