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中国のFTTx加入者、2016年に1億

July 8, 2011, London--Ovumの調査によると、世界の光ブロードバンド市場における中国の優勢は2011年以降も続く。中国では膨大な数の加入者増が予測されており、国内ベンダも強力だからだ。
Ovumの新しいレポートでは、中国のFTTx加入者は2016年に1億に達し、世界の光加入者の50%以上を占めることになる。
一方、中国のFTTxベンダ、ファーウェイ(Huawei)とZTEは、2010年の市場シェアで、それぞれNo.1、No.2にランクされているが、今後もこのランキングは変わらないと見られている。両社とも国内市場、海外市場の両方で力をもっており、競合ベンダがその地位を奪うのは不可能とOvumは見ている。
Ovumの主席アナリスト、Julie Kunstler氏によると、中国は現在FTTx装置の最大市場であり、これは今後も変わらない。「中国政府やサービスプロバイダが設定した帯域と加入者数の目標が膨大な成長予測の原動力となっている。加えて、政府が導入をサポートしている。また、膨大な数の建設途上のグリーンフィールドプロジェクトがあり、これがFTTxネットワーク敷設を容易にしている」と同氏はコメントしている。
中国ベンダに関しては、同レポートは「ファーウェイが2011年およびそれ以降も世界No.1にランクされ、競合は同社から市場シェアを奪い取ろうと苦闘している」と指摘。ファーウェイは現在、中国、EMEA市場における最大のFTTx PONベンダであるが、今後も中国や東欧市場の成長から恩恵を受ける。
Kunstler氏は、「中国のFTTxベンダ、ファーウェイ、ZTE、FiberHomeは世界の上位5社のうちの3社で、それぞれNo.1、No.2、No.4にランクされる。中国サプライヤの上位進出は、日本や韓国などFTTxの普及率が高くなってしまった市場の成長率が落ちたことが原因。また、日本や韓国のベンダのFTTx装置は主要な輸出製品ではない」と分析している。
ファーウェイとZTEは、海外市場への輸出に注力している。2010年Q4では、EMEAでのFTTx装置売上の50%がこれら2社からの輸出だった。

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