All about Photonics

Home > News > News Details

News Details ニュース詳細

2012年には中国が世界一のMOCVD保有国に

July 7, 2011, Seoul/San Jose--市場調査会社ディスプレイバンク(Displaybank)は、LED産業への投資が加速している中国は、2012年には世界最大のMOCVD装置保有国になるとの予測を発表した。これらの調査結果は、ディスプレイバンクの「LEDチップ製造能力メーカー分析と予測」(MOCVD、エピウエフア/LEDチップ)に掲載されている。
同社調査グループのシニアアナリスト、Brian Bae氏は、「年間を通じての供給過剰と多くの中国メーカーの参入によって、LED産業全体に投資の先送りなど、多くの変化が現れた」と指摘している。Bae氏は、「特に中国の場合、2011年Q2現在、速いペースで投資が行われており、2009年に中国のMOCVD保有シェアは3%だったが、2011年Q2現在15%にまで達した。現在の投資計画がそのまま続くと、年率64%で伸びて、MOCVD保有数では、中国は世界一になる」と予測している。
中国はこの業界への参入が遅かったので、中国の現在のLED製造技術水準は他の国々よりも低いが、中国は台湾などの先進地域からのエンジニア採用ペースを速めており、2010年Q2以来、政府補助、海外からの投資、中国の既存プレイヤーの拡張によって膨大な投資が行われている。特に中国国内需要が急増しているので、成長率もさらに鋭く伸びると予測されている。
同社リサーチディレクタ、Duke Lee氏によると、韓国の場合は、大型LCD向けのLEDバックライトが伸びたので2009-2010年にMOCVD需要が鋭く伸びた。LCD TV市場の落ち込みにともない投資も沈静化したが、一般照明市場に備えて投資が再開されると予測されている。
日本のLED技術は高く、日本の一般照明市場は急成長が見込まれているので、関連主要メーカーは設備投資を行っている。日本のメーカーは、大型のバックライト分野への浸透度が高く、照明と自動車用LEDに注力している。
Bae氏は、「世界的にLED照明市場の立ち上がりが期待できるので、LED需要は鋭く伸びる。このような環境下では、これまで以上に中国に細心の注意を払う必要がある。中国は価格と生産能力だけでなく、パテント、パフォーマンス、品質の点でも大きな潜在力を持っているからだ」と指摘している。
(詳細は、www.displaybank.com)

製品一覧へ

関連記事

powered by weblio





辞書サイトweblioでLaser Focus World JAPANの記事の用語が検索できます。

TOPへ戻る

Copyright© 2011-2013 e.x.press Co., Ltd. All rights reserved.