All about Photonics

Home > News > News Details

News Details ニュース詳細

PVモジュール価格急落で2011年下期の需要回復に力強さ

July 5, 2011, Wellingborough--IMSリサーチ(IMS Research)の調査によると、PVモジュール価格が2四半期連続で下落した後、PVモジュール出荷は2011年下期に力強い回復が始まった。PVモジュール価格の急落は、今年下期の需要回復の原動力になると見られている。 2011年上期の需要軟化は、インセンティブレベルの低下や混乱だったが、これがPVモジュール価格を急激に押し下げた。2009年の需要軟化時の市場の反応と同様、価格下落によって消費者の中には先々さらに安い価格でモジュールを購入できると睨んで買い控えをするものも出てくるので、価格下落の需要への影響は一段と大きくなる。しかし、2011年上期の展開は下期の力強い市場回復につながるとIMSリサーチは見ている。同社は、ドイツでの導入が進まなかったことから、年央での固定価格買取制(FiT)の縮小は今ではあり得ないと予想している。
IMSリサーチのシニアPV市場アナリスト、Sam Wilkinson氏は、「予想通り、2011年上期にモジュール価格は急激に落ち込んだ」と語り、「2年にわたり堅調な成長が続いた後、需要が軟化しPVモジュールは競争力のある価格になった。当社の見方では、有名ブランドのモジュールは1.45ドル/Wを切っている。このような大幅な価格下落は、ドイツで年央のFiT縮小がないことと相俟って、再びPVへの投資を魅力なものにする。ドイツ市場は3Q11から再燃する」と分析している。
IMSリサーチの予測では、PVモジュール出荷は、Q3、Q4に前期比平均30%の勢いで伸びていく。これは、ドイツとその他の急成長市場からの力強い需要が牽引するもので、通年のPV出荷は23GWを超えるとIMSリサーチは予測している。

製品一覧へ

関連記事

powered by weblio





辞書サイトweblioでLaser Focus World JAPANの記事の用語が検索できます。

TOPへ戻る

Copyright© 2011-2013 e.x.press Co., Ltd. All rights reserved.