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PLXとアバゴ、提携して光でPCIe 64Gbpsを実証

June 27, 2011, Sunnyvale--PLX(PLX Technology, Inc)とアバゴ(Avago Technologies)は、PCIeのボックス間伝送延長実証のためにオプティクスを用いることで提携すると発表した。PCIeは、一般的にはボックス内で用いられている。
このハイパフォーマンス代替ソリューションは次世代データセンタアプリケーションに道を拓くものであり、データセンタではPCIeエンド・ツー・エンド(E2E)環境が低遅延、ローコスト、配線距離の延長、I/O変換の最小化として、よりシンプルなアーキテクチャとなる。
この提携により実証されたのは、PLX PEX8748 PCIe Gen3(8Gbps/lane)スイッチ、アバゴの高密度miniPODパラレル光モジュールを特徴とするもので、これら両者を×8構成でセットアップし、64Gbpsで外部のボックス間接続。パラレルオプティクスを用いたデータセンタ向けインタコネクトとしてのPCI Express(PCIe)により、ストレージ、サーバ、GPUクラスタリングを含む幅広いアプリケーションが可能となる。
「PCI Expressは現在、ネイティブではIntelプラットフォーム、SSDストレージモジュールなど、実質的に至る所に存在する。市場は、高信頼で調和のとれたソリューションを求めている。光ソリューションのコストダウンが進んでいるので、現状のPCI ExpressとEthernet、あるいはInfiniBandとの煩わしい変換は、PCIeと光接続の最高パフォーマンス、クリーンなシステムアーキテクチャに取って代わられるだろう」とPLXのハードウエアアプリケーション担当シニアディレクタ、Reggie Conley氏は見ている。
このソリューションに関してライトカウンティング(LightCounting, LLC)のシニアVP、Brad Smith氏は、「光配線によるPCI Expressを用いたサブシステム接続は経済的にも技術的にも、データセンタ、クラウドコンピューティングでは意義深い。特に、PCI ExpressとEthernet、InfiniBandとを短距離で変換し、さらにPCI Expressに再変換する場合と比較すると、E2E PCIe接続はコスト、パワー、遅延ペナルティの面で有利になる。PLXは、PCI ExpressがPLX Gen3のようなスイッチによって効率のよいサブシステム接続が可能であることを示した。PLX Gen3デバイスは、代替スキームと比べて簡素化されているため、遅延、コスト、消費電力が少ないローカルスイッチングクラスタを実現できる」とコメントしている。
PCI Expressベース仕様3.0はシリアルレーン双方向8Gbpsであるので、現在のPCIe Gen3 48レーンスイッチは、768Gbpsフルデュプレクスヒア・ツー・ピア(P2P)トラフィックをマネージできる。PCIとPCIeはコンピューティング、通信、産業アプリケーションに幅広く使われているので、このインタコネクト技術のエコシステムは広範に導入され、ファブリックとしてのコスト効率は業界全体で認められている。

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