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NICT、Interop Tokyoで「光パケット・光パス統合ネットワーク」デモ

June 15, 2011, 東京--情報通信研究機構(NICT)は、世界最高レベルの光交換技術を結集し、実用性の高い「光パケット・光パス統合ネットワーク」の試験環境を世界で初めて構築した。
今回開発に成功した「光統合ノード装置」は、実際のネットワーク環境でも非常に安定して動作し、操作しやすく、光装置の専門家でなくても新しい光ネットワークの実証試験を容易に行うことができる。
この試験環境を活用することにより、通信回線の無駄のない利用と品質確保を両立できる「光パケット・光パス統合ネットワーク」の実用化に向け、大きく前進した。
NICTでは、2008年よりユーザの利用シーンに合わせて、高速で安価なサービスと、遅延やデータ損失のない高品質なサービスを、柔軟に選択できるように「光パケット・光パス統合ネットワーク技術」の先端的な研究を進めており、昨年は光パケット・光パス統合ノードプロトタイプによる実証実験に成功した。
しかし、個々の実験機材を組み上げただけの従来の光統合ノードプロトタイプ(実験機器)では、特に光パケットネットワークにおいて、パケットが流れる間隔の急激な変化や気温変動等の影響を受けて、機器の動作が不安定になってしまい、実際のネットワーク環境下での実証試験は困難。その不安定なノード実験機器を利用して実験するには、光装置に関する高度な専門知識が必要であり、ネットワークのデータ転送制御設定だけでも専門家の操作が必要だった。NICTは「光パケット・光パス統合ネットワーク」実現のために、実際の環境での実証試験を行うことができる装置の開発を進めていた。
今回、NICTの最新の光パケット交換技術の研究成果を結集し、安定性と操作性に優れた新たな「光パケット・光パス統合ノード装置」の開発に成功した。同装置は、デバイスの安定化と集積化により、従来比半分以下の筐体サイズを実現。さらに、従来の実験機器では安定動作しなかった実際の環境においても、光パケットの受信品質が、常時、ITU-T勧告の厳しい基準を十分に満たし、装置の調整もほとんど必要なくなった。安定して実験を行うために必要な機器調整の延べ時間を90%程度削減した(以前の装置との比較)。そのため、光装置の詳しい知識を持たない人でも操作が可能で、ネットワーク内の装置数が増えるなど試験構成に変更があった場合においても、ネットワークの運用者が制御設定を容易に操作できるようになった。
この試験環境は平成21年度総務省所管補正予算「光交換基盤技術の実証基盤施設の整備」の一環として構築。
今後の展開についてNICTは、「光統合ノード装置の機能をさらに強化するべく、光バッファ機能の導入、データ転送制御装置の高機能化や自動化等の研究開発を進め、より多くのユーザや管理者が容易に利用できる、信頼性の高い「光パケット・光パス統合ネットワーク」の実用化を目指して取り組んでいく」としている。
上記成果はInterop Tokyo 2011にて世界初のデモ展示を行った。

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