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北米、ヨーロッパでVODサービスに勢い

June 15, 2011, London--IMSリサーチ(IMS Research)によると、有料TVオペレータが何千もの映画やTVショーで構成されるコンテンツポートフォリオを蓄積している北米やヨーロッパのような市場では、ビデオ・オン・デマンド(VOD)サービスが勢いづいている。
IMSの調査では、2010年北米VOD市場規模は19億8000万ドル、ヨーロッパのVOD市場は11億1000万ドルだった。両地域を合わせるとVODサービスを受けている有料TV加入世帯は4610万となる。
IMSリサーチが最近発表した「オンラインサービス事業モデル:ビデオ、ゲーム&OTT – 2011版」で、IMSはVOD市場の地域的展開を調べ、30カ国のVOD普及率と市場規模を予測している。同予測によると、2016年北米が引き続き市場リーダーで、世界のVOD市場売上げの33.1%を占める。これに続くのがヨーロッパで、市場シェアは30.5%、APACのシェアは25.7%。2016年VOD売上の上位5カ国は、米国、日本、カナダ、UK、韓国で構成される。米国が市場の1/4強を占める。
「南米、東欧、APACにおける新興市場の有料TVオペレータもVOD導入を進めているが、サービスの大部分は始まったばかりであり、コンテンツライブラリはヨーロッパや北米ほど広範ではない。日本と韓国を除く、これら3地域を合わせると、2016年のVOD市場規模は26億ドルと予測している」(主席アナリスト、Anna Hunt氏)。
「新興市場の有料TVでVOD市場規模が著しく大きくなるまでには時間がかかるが、だからと言ってVODに関わる必要がないと言うことにはならない。世界中でOTTサービスが始まっており、特にラテンアメリカでは活発になっている。オペレータにとって、今後10年、オンデマンドコンテンツ配信に専念すると自らを位置づけることが分けても重要だ」とHunt氏はコメントしている。
IMSの予測では、2010~2016年の期間、ラテンアメリカのVOD市場は、他の地域に比べて最も力強く成長し、世界市場シェアは、2010年の0.6%から、2016年には4.8%に増加する。

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