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NEC、100Gbps対応ノンブロッキング光クロスコネクト伝送装置発売

June 9, 2011, 東京--NECは、100ギガビットイーサネット(GbE)に対応したノンブロッキング光クロスコネクト伝送装置(CDC ROADM)「SpectralWave DW7000」を製品化した。100Gデジタルコヒーレント方式トランスポンダおよび100GbEに対応したCDC ROADMの製品化は世界初。
光クロスコネクト部に独自の光フィルタレス方式を採用することにより、CDC機能を100Gbps対応のROADMにおいて世界で初めて実現。これにより、波長やWDM方路の構造等に依存せずに、光伝送路を任意の経路に遠隔操作で変更可能。さらに、波形歪補正技術を適用したことにより、分散補償ファイバ(DCF:Dispersion Compensating Fiber)が不要。これらにより、運用中の光伝送路に障害が発生した場合、瞬時に迂回光伝送路を設定可能。
今回搭載する100G対応トランスポンダは、光トランシーバーモジュールの回路を高集積化し、NEC現行製品に比べ5分の1の省スペース化を実現し、消費電力も3分の1まで削減。

大容量伝送の実現
トランスポンダに、デジタルコヒーレント技術およびDP-QPSK変調方式を採用し、最大96波まで(現行製品では最大80波)の大容量伝送を実現。
新製品は、2012年3月より出荷開始予定。販売価格は2500万円からを予定しており、今後3年間で5000システムの出荷を目指す。
これからの光ネットワークでは、クラウド、データセンタの普及等による大容量伝送及び信頼性の高いサービスを継続するために耐障害性向上が求められている。新製品はこのようなニーズに応えて、今後もパケットスイッチ機能を順次リリースし、コア領域のみならずメトロ・アクセス領域に適応できる光統合トランスポートネットワークの構築も実現する。
新製品に使用されている100GbEトランスポンダは、ベライゾン社とのフィールドトライアルで1520kmの長距離リアルタイム伝送を実証済みであり、現在販売中の「SpectralWave DW4200シリーズ」で構築されているネットワークへも適応できる。また、新製品は、将来400GbE、さらには1Tbps Ethernetインタフェースへの拡張実装も視野に入れたプラットフォームであり、波長グリッドレス化も計画している。

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