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三菱電機、TAT-14 40Gアップグレードプロジェクト受注

May 20, 2011, 東京--三菱電機は、光海底ケーブルシステム「TAT-14 Cable Network」(TAT-14)の40Gbps波長増設プロジェクトを、TAT-14の事業主体である「TAT-14 CN Purchasing Consortium」から受注した。大西洋横断システムの40Gbps化は世界初。
TAT-14は米国東海岸2ヵ所と欧州5ヵ国を結ぶ、総延長15,000kmの光海底ケーブルシステムで、10Gbps光伝送技術を導入した2001年の建設以来、欧米各国相互の国際通信を支えている。一方、インターネットの急激な普及により国際間の通信トラフィック需要が急増し、40Gbpsへの高速大容量化が急がれていた。アップグレードは2期に分けて行われ、第1期は2012年Q1の完成予定、台2期は2012年Q4の完成予定となっている。完成すれば、最大伝送容量は1.2Tbpsとなる。
TAT-14建設当時から参画している三菱電機は、2008年に行われた最初の波長増設工事でも陸上端局装置を納入し短期間で工事を完遂、運用開始後も同装置の高品質を維持することで高い評価を得ていた。今回の受注に関して三菱電機は、「この実績に加え、事前のフィールド試験で40Gbps陸上端局装置が顧客の要求を十分満足できた成果」と説明している。
1990年に光海底中継器回路の開発に着手した三菱電機は、99年には世界初となる10Gbpsの光海底中継器と陸上端局装置を商用化し、世界15ヵ国の海底ケーブルシステムに納入した。今回受注の40Gbps陸上端局装置も、これまで蓄積してきた長距離光伝送技術に裏づけられた高い品質と信頼性が特長。
TAT-14コンソーシアムは、Abovenet Communications, Inc., AT&T Corp., Deutsche Telekom AG., France Télécom S.A., KPN B.V., TeliaSonera AB (publ)., および Verizonからなる。

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