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テレコムサービス市場、4%成長で1兆8500億ドル規模に

May 17, 2011, London--Ovumによると、通信サービスプロバイダの売上は、2010年に4%成長し、1兆8500億ドルとなった。これは、BRIC(ブラジル、ロシア、インド、中国)のモバイル市場の成長が力強かったため。
Ovumは、「4%の成長は、売上が4%下落した2009年から著しい改善である」としている。
一方で平均利益率にはプラスの兆候が見られる。これは営業キャッシュフロー、売上純利益率、EBITDA、負債総額など数値指標から明らかだ。Ovumの主席アナリスト、Matt Walker氏は、「喜ぶのは早計にすぎるだろうが、世界経済の緩慢な回復の中で通信分野は継続的な成長に戻りつつある」とコメントしている。
ベンダの商機に関しては、2010年はサービスプロバイダのCAPEXは3%落ち込んだものの、2009年の9%ダウンからは改善と言える。2010年Q4のキャリアCAPEXは、前年同期比で2%増となった。
サービスプロバイダのCAPEXが前年比で増えたことは、控えめな数字ではあるとは言え、金融危機に襲われた2008年Q4以来初めてのことだ。また、これは通信業界の回復が軌道に乗ったことを示すもう1つの指標でもある。
中南米地域は特に好調で、前年比CAPEXの伸びは2010年Q4で13%、この地域は2011年も見通しは極めてよい。
Walker氏は、「2010年のCAPEXが後半に回復したことで通年の結果を押し上げた。例年第4四半期の予算は伸びるものだが、2010年は、キャリアが神経質になっていた2009年と比べて力強かった。数四半期にわたり不景気に直面していたベンダは、CAPEXが再び動き出したことで安堵している」とコメントしている。
ほとんどの大手ベンダは、2010年Q4に前年比で最高レベルの健全な成長に恵まれた。大手ベンダの中で最高業績を上げたなかにはZTE、ジュニパが含まれており、それぞれ売上は前年比で40%、26%増となった。Alcatel-Lucentとエリクソンも好調で、それぞれ業績は前年比13%、11%増。一方、NSNの2010Q4の売上は、0.5%増、54億ドルとなり。2008年Q3以来初めて四半期の売上がプラスに転じた。

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