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西オーストラリアとアジア間に4800km海底ケーブル建設

May 12, 2011, パリ--アルカテル-ルーセント(Alcatel-Lucent)とASC International(Australia-Singapore Cable International Limited)は、4800kmの100Gbpsオプション伝送マルチテラビット海底ケーブルシステムを建設する数100万ドルの契約を結んだ。新システムは、オーストラリアのパース(Perth)とシンガポールを結び、西オーストラリアから東南アジアへの初の高速接続となる。
ネットワークの商用運用は2013年に開始される計画。これにより、ASC Internationalは、伝送距離と帯域を強化して、ハイパフォーマンスデータネットワーキングに対する顧客ニーズに応えることができる。同時に、スマートフォンやクラウドコンピューティングアプリケーションによるトラフィック増もサポートできる。この新しい海底ケーブルシステムは、類似の地域ルートと比べて約8倍の伝送容量を持っており、オーストラリアとアジアを結ぶ市場での大きな需給ギャップを埋めることができる。
同システムの伝送容量設計は、最小でも6Tbps、100Gオプションでは16Tbpsとなる。トラフィックはパースから陸上インフラを通って、オーストラリアの卸売りバックボーンサービスに提供される。ASC Internationalは、シンガポールからシドニーまでのエンド・ツー・エンドサービスで100G速度をサポートする初めての海底と陸上のエンド・ツー・エンドインフラを提供できるようになる。
ASC Internationalのチェアマン、Leighton Contractors通信部門重役、Peter McGrath氏は、「これは当社が海底ケーブルネットワークに初めて投資する画期的なプロジェクトだ」とコメントしている。
Alcatel-LucentのサブマリーンネットワークSASプレジデント、Philippe Dumont氏は、「今日、トラフィックの成長に対応し、マルチテラビット容量要求に応えるための必須の技術が40Gとなっている。海底向け100G技術は将来の帯域需要に応え、陸上との高速インタコネクト要求に応えるための次のステップだ。Alcatel-Lucentは先進的なコヒレント技術で先行しており、インド洋で通信リンクを提供することで既存インフラの強化を行うASC Internationalを支援することができる」と話している。
このシステムはターンキーベースで提供され、Alcatel-Lucentのケーブル、中継器、ブランチングユニット、電源供給装置、1620 Light Manager(LM)海底端局が、当初は40G技術で設置される。また、Alcatel-Lucent 1620 LMは、同一プラットフォームで40Gと100G波長を収容できる設計になっており、トラフィック断なしにシームレスに容量アップグレードができる。

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