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太平洋のバヌアツ島に光海底ケーブルリンク

April 20, 2011, パリ--バヌアツ(Vanuatu)のインターチェンジ社(Interchange Limited)とアルカテル-ルーセント(Alcatel-Lucent)は、Port Vila, VanuatuをSuva, Fijiに接続するVanuatu初の国際海底ケーブルシステムを構築する契約を結んだ。
この新しいシステムは、2012年半ばに完成予定となっている。完成により、太平洋の島国へのインターネット接続が高速化され、効率も経済性も高まる。同時に、現在の衛星依存から脱却し、Eビジネスハブとしてのバヌアツの競争力が強化される。
インターチェンジ社は、1230kmの海底ケーブルシステムを建設、所有、運用する。同システムは、シドニーとハワイ間を結ぶ大容量サザンクロスケーブルに直接リンクし、これによってバヌアツの経済活動は、米国、オーストラリア、アジア、ヨーロッパ経由の世界通信ハイウエイに接続することになる。
新海底ケーブルシステムは、当初、現在の伝送容量の200倍、20Gbpsのデータ伝送でスタートするが、バヌアツのEビジネス経済の継続的成長をサポートできるように320Gbpsまで容量を拡張できるように設計されている。この新規敷設により、新旧のインターネットサービスプロバイダにとってはインターネットの増速、伝送容量コスト低減が可能になる。これは、経済成長を促し、急成長する観光産業をサポートするためにバヌアツが必要としていた通信システム。
インターチェンジ社のCEO、Simon Fletcher氏によると、現在のサテライト接続は相対的に高価であり、遅延もあって容量も限られている。「海底ケーブルシステムによる通信インフラは、バヌアツの観光産業などの成長促進に必要な広帯域と技術を実現してくれる、最も経済的で信頼度が高い手段だ」と同氏はコメントしている。
この海底ケーブルプロジェクトの建設コスト3000万ドルは、主に民間セクターの資金を利用した。

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