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高信頼ネットワークに向けてキャリアが直面する課題

April 19, 2011, ワシントン--テレジオグラフィ(TeleGeography Research)によると、日本沿岸の大地震で損害を被った海底ケーブルのうち、復旧待ちもまだあるが、これらの機能停止にもかかわらず日本と世界の他の地域との通信は概ね影響を受けていない、これは日本に接続する海底ケーブルの本数が多いためだ。
同社ディレクタ、Alan Mauldin氏は、「地震によって、一時的に日本の国際通信容量の約30%が停止したが、過去3年の間に複数の太平洋横断ケーブル、アジア域内ケーブルが敷設されたため、この災害による通信断にはならなかった」とコメントしている。
テレジオグラフィの新しいデータによると、2006~2010年の間に国際帯域需要は7倍になっている。この夥しいトラフィック増に対応するために、国際ネットワークオペレータはネットワークアップグレードに投資し、49の海底ケーブルを新設した。総投資額は65億ドルにのぼる。
国際的接続の世界経済における役割は益々重要になってきているので、国際的伝送インフラの保護が殊の外重要になっている。日本とエジプトにおける最近の惨事によって、通信オペレータが国際通信ネットワークに対する地質学的、地政学的リスクという課題にどのように対処するかが注目されるようになっている。
エジプトでは、キャリアは日本とは異なる課題に直面している。ヨーロッパとアジア間の全ての海底ケーブルがエジプトを通過するので、エジプトは国際接続で極めて重要な役割を担っている。キャリアは、中東、東アフリカ、インドで増え続ける通信容量に応えるために、エジプトに接続し、エジプトを通過する5つの海底ケーブルシステムを敷設する計画だったが、エジプトの規制問題によってこれが1年以上遅れている。このため、キャリアは競って代替ルートを決めようとしている。
(詳細は、www.telegeography.com)

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