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ライトカウンティング、今後5年の光通信業界の成長を予測

April 1, 2011, Eugene--ライトカウンティング(LighCounting)の最新レポートによると、光通信業界は2011-2015年、安定成長が見込まれている。
データコムや通信ネットワークで使用される光コンポーネント、モジュールに力強い需要があり、これは業界全体で景気が回復していることを示している。2010年Q4の販売レポートによると、ライトカウンティングの予測を超えて好調なサプライヤーが複数ある。光トランシーバの販売は、2010年に35%成長だったが、このような高い成長率を今後も維持することは難しく、ライトカウンティングの予測では2011年の光トランシーバの販売は10%成長、30億ドル超となる見込みだ。
パッシブ光コンポーネント、ROADM、励起レーザ、アンプの販売は、2010年のコンポーネントやモジュール全体の市場を上回る成長率を示しており、インフラのアップグレードの新しいサイクルが始まることを示唆している。これらのデバイスは、一般的にネットワークインストールの初期段階に使用されるものだからだ。例えば、ROADMsに使用されるWSSモジュールの販売は2010年に47%増を記録した。この販売激増の一斑はコンポーネント不足に関係しており、装置メーカーが在庫積み増しを行ったために一時的に販売が高騰したと見ることができる。サプライヤーの中には、2011年Q1の販売、Q2の予約が減速したと報告しているところもある、これは顧客の在庫積み増しの結果と考えることができる。
「光ネットワーキング装置市場の成長率は、過去18ヶ月に見られたコンポーネント販売急増に対してタイムラグがあるので、2011年は装置販売が加速すると考えられる。したがって、コンポーネント販売の減速は1~2四半期で収束し、サプライチェーンはバランスする」とライトカウンティングのアナリスト、David Krozier氏は分析している。
「日本の地震は業界に新たな波紋をもたらす。多くの重要通信コンポーネント製造がまだ日本を拠点にしているからだ。富士通(FOC)、三菱電機、オプネクスト、住友電工はオペレーションを再開しているが、ほとんどの企業は周期的な停電の影響を受けており、これが数ヶ月続くと見られている。日本の製造モデルは、サブコンポーネント製造を多数の国内小規模企業にアウトソーシングしているので、これらのサプライヤーからの供給が途絶えると回復もスローダウンすることになる。明るい面としては、光コンポーネントの不足が予測されるので装置メーカーが積極購入を始めると考えられる点だ。
40Gbpsコンポーネント、モジュールの需要は、2011年早期に力強い状態が続いたので、コアネットワークのアップグレードが続いていることが分かる。多くのシステムベンダが最新製品を出荷し始めているので、100Gbpsオプティクスの出荷は2011年に急増することが予想される。データセンタにおける10GbE光インタフェースの導入は2011年のデータコムトランシーバ販売の大きな部分を占めるが、グーグルは100Gbpsインタコネクト需要があると業界を煽っている。
(詳細は、www.lightcounting.com)

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