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2010年、光コンポーネント市場は飛躍的成長

March 31, 2011, London--オバム(Ovum)によると、2010年光コンポーネント世界市場は35%増、56億ドルに達した。これは過去10年で最高額となる。
同社の調査レポートによると、光コンポーネント市場は、2009年の世界的なリセッションから通信市場回復をリードし、2010年に飛躍的な成長を達成した。同社の見方では、2011年はこの成長は減速する。
Ovumのアナリスト/同調査レポートの担当者、Daryl Inniss氏は、「通信バブル時には市場が1年で2倍以上成長したこともあったが、2010年に光コンポーネント市場が達成した前年比35%成長は、それ以降の最高値。しかし、市場が再度バブルを経験するとは見ていない」とコメントとしている。同氏によると、光コンポーネント市場の伸びは通信インフラ拡張の次の波を示す指標。と言うのは、2009年は業界全体が縮小したが、それに続く2010年は増加に転じたからだ。Ovumは、光コンポーネント市場は2011年も拡張を続けるものの成長ペースは落ちると見ている。
2010年の最終四半期は光コンポーネント市場の成長は5%で、7四半期連続の市場拡張が続いた。セグメント毎では、この成長を牽引したのはROADMとフィルタ、長距離伝送デバイス、伝送用ディスクリート製品。ROADMとフィルタは最速の成長セグメントで、2010年は前年比46%増となり、同年の市場規模は9億ドル。4Q10の販売額2億6000万ドルは前期比10%増となり、業界全体の平均成長率5%を上回っている。Ovumは、「ROADMはすべてのトランスポートネットワークの中核であるので、今後もこのセグメントは堅調に伸びる」と見ている。
「2010年第4四半期は、多くのベンダが好調を記録した。JDSUが群を抜いて好調であり、同社の売上は前年比75%増、前期比17%増だった。また、同社は前期比で市場シェアを0.6%増やした」(Inniss氏)。

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