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CFP MSA準拠100Gb光トランシーバ販売開始

March 14, 2011―神奈川--富士通オプティカルコンポーネンツ(FOC)は、世界で初めて、100GbE ER4(SMF 40km伝送)、および活線挿抜可能な光トランシーバのMSA仕様CFPに準拠した100Gbps光トランシーバを2011年5月1日より販売開始する。
2010年6月に、IEEE802委員会により、現在主流の10GbEの次世代である100GbE標準化が完了。また、それと並行して100Gbpsのインタフェースをもった、活線挿抜可能な光トランシーバのMSA仕様、CFPの共通仕様の策定が主要メーカの間で進められ、2010年6月に最新仕様が公開された。
100GbEへ対応したCFP光トランシーバについては、現在LR4規格(SMF10km伝送)へ準拠したCFP光トランシーバは、他社で製品化されていたが、技術的難しさからER4規格に準拠したCFPトランシーバは製品化されていなかった。
FOCは以下の技術開発により、世界で初めて、100GbE ER4規格に準拠したCFP光トランシーバの製品化に成功。これにより、100GbEインタフェースを持った、データセンタ間を結ぶIPネットワークやメトロ・コアネットワーク向け装置の高速化を実現できる。

開発した技術
1. 半導体光増幅器(SOA)の最適制御技術: 光受信部において、SOAに入力される光電力に応じてSOAの利得を最適制御することにより、広い入力ダイナミックレンジにわたり安定した受信感度特性を実現。またSOAを含む構成において、光入力端での波長毎の光電力モニタ機能を実現。
2. 高密度高信頼性光デバイス技術: SOAを含め、TOSA,ROSA,WDMカプラ等の光デバイスの特性,サイズ,形状を、全体特性,スペース効率を考慮し最適化した。
3. 高密度実装技術: 上記の多くの光デバイスを、限られたスペースの中に高い信頼性を維持して実装できる技術を開発。
また、今回同時に100GbE LR4規格へ準拠したCFP光トランシーバの販売も開始する。これにより、顧客のより広いニーズに対応するとともに、ER4用とLR4用とで部材、製造方法等の共通化をはかることにより、一層の低価格化が期待できる。

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