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三菱電機、43 Gbps RZ-DQPSK変調器集積波長可変レーザを開発

March 11, 2011, 東京--三菱電機は、大都市間を結ぶ長距離大容量通信の送信用光源として、ワンチップに集積した43Gbps多値位相変調(RZ-DQPSK)方式の変調器集積波長可変レーザを世界で初めて開発した。これまで個別のチップで構成していた波長可変レーザレイと強度変調器および位相変調器の3つの機能をワンチップに集積した。
主な開発成果
1.波長可変レーザレイと強度変調器、位相変調器をワンチップ化: これまで個別に構成していた3つの機能を世界で初めてワンチップ化。1572nm~1612nmの出力波長を設定できる分布帰還型半導体レーザアレイ。強度変調を行うマッハツェンダ型の強度変調器。多値位相変調を行うマッハツェンダ型の位相変調器。チップサイズ9.6mm×0.75mm。面積は従来比100分の1。チップを組み込んだ送信モジュールの体積は従来比3分の1以下に小型化可能。
2.43Gbpsの波長多重・多値位相変調の長距離大容量通信に適用できる性能を実現: ITU-Tが規定する1572nm~1612nmまでの95波長をすべてカバー。95波長の中から選んだ任意の1波長を出力。
今後の展開について三菱電機は、「さらなる高出力化、低消費電力化、変調波形の改善などの性能向上を図る」、「この開発成果を基にCバンド(1530nm~1570nm)に対応する光源の開発を行う)としている。

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