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NECとパックネット、「EACパシフィック」の波長増設契約を締結

March 1, 2011, 東京--NECとアジア最大の独立系通信サービス・プロバイダ パックネット(Pacnet)は、日米間を結ぶ総延長9,620kmの海底ケーブルシステム「EACパシフィック(EAC Pacific Cable Network)」の波長増設契約を締結した。
今回の波長増設において、NECは、米国ロサンゼルス市ならびに千葉県千倉町に設置される光海底ケーブル用端局装置を納入する。これにより、海底ケーブルシステムの伝送容量は200Gbpsから500Gbpsに増強される。
パックネットは、日本と米国を結ぶ大容量海底ケーブル「Unity」を構成する5対の光ファイバケーブルのうち2対のケーブルを保有し、「EACパシフィック」として運用している。今回の波長増設は、日米間の通信需要の急増に応えるものであり、本年6月までに工事を完了させる予定。
パックネットの最高技術責任者Wilfred Kwan氏は、「EACパシフィックの完成以来、日米を結ぶ通信需要は当初の予想を超える急増を見せている。このため、計画を前倒して海底ケーブルの波長増設を行うことを決定した。今回の波長増設では40Gbps単位の波長を組み合わせることも可能となり、EACパシフィックの最大設計通信容量が倍増する」とコメントしている。
調査会社テレジオグラフィ-のリサーチディレクターAlan Mauldin氏は、「2010年から2016年までの日米間の通信需要は、年間平均50%で増大する見通しであり、この需要に対応するため、通信容量を大幅に拡張する必要がある」との調査結果を発表している。

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