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次世代光ブロードバンドアクセスネットワーク技術の標準化が進展

February 4, 2011, 東京--OKIとオー・エフ・ネットワークス(OFN)は、幹事会社として1月25日~28日、世界21カ国の通信事業者などが参加している光ブロードバンド技術に関する国際標準化会議FSAN(Full-Service-Access-Network)のFSAN東京2011を開催した。
FSAN東京2011では、33の機関が参加して、今後の通信量の拡大に対応するため、現在の10倍に広帯域化する10Gbps規格(XG-PON1)相互接続性実証の計画と、さらに40Gbps以上の下り回線と10Gbpsの上り回線の広帯域を実現する次世代PON(NG-PON2)を実現する技術に関する議論が活発に行われた。
FSANは、光ブロードバンドアクセスネットワークの技術と標準化に関する議論を行うために1995年に設立され、PON(Passive-Optical-Network)ネットワーク構造を基盤とする今日の光ブロードバンドネットワークの標準化を推進するなど、世界的に連携し光ブロードバンドの実現と普及に向けて活動してきた。最近は、先進国において主流となっているギガビットクラスのブロードバンドの次世代技術について、世界各国の通信事業者やシステム、装置、部品ベンダがFSANを舞台に議論を重ねてきた。
今回の会議では、XG-PONの商用化を目指した第一歩としての相互接続テストが2011年後半に行われること、NG-PON2は2012年から2013年に標準化し2015年に商用化を目指すこと、が明らかになった。また、NG-PON2に関する様々な技術の提案と議論が行われ、技術白書としてまとめられる予定。特に、新たな光トランシーバと省エネルギー化が大きな技術課題として取り上げられている。通信事業者からはNG-PON2の要件が提示されており、OKIとOFNは、「光アクセス装置ベンダおよびシステム事業者による、その要件の実現に向けた装置やシステムの開発の活発化が期待される」と見ている。
FSAN東京2011は、次期光ブロードバンド技術の商用化に向けた相互接続テストの具体化が行われたことで、広帯域光ブロードバンドの商用化に大きく踏み出した会議となった。

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