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昨年の光トランシーバ市場は30%成長

January 27, 2011, Eugene--ライトカウンティング(LightCounting)によると、テレコムとデータコムで使用される光インタフェースモジュール2010年世界市場は、前年比30%増、25億ドルを超えた。
この成長を牽引したのは10G SFP+とDWDMモジュールの販売。40Gbps、100Gbps製品も含まれる。ROADMsで使用されるWSSモジュールとチューナブルレーザの販売も力強く、2010年の成長率は、それぞれ34%、14%だった。しかし、アクティブ光ケーブル(AOC)は、スーパーコンピュータクラスタの個別導入にこのモジュールが密接に関連していて、不安定であるため、昨年の市場はスローであった。
データコム市場の回復は2009年下期に始まり、Ethernetとファイバチャネル(FC)トランシーバの販売が四半期で10~30%の比率で急増。これらの製品の伸びは2Q10に減速したが、その年の下期に再び勢いを取り戻した。10GbEや8Gbpsトランシーバといった新製品は、2010年に約60%増となったが、この成長の大部分は短距離のSFP+モジュールが占めた。
エンタプライズやストレージネットワーキング装置市場は、2010年に約20%成長したが、EthernetやFCモジュールの30~35%成長と比べると伸び率はかなり低い。SFP+オプティクスの代替としての10GBASE-Tの影響が出始めるのは、2011-2014年とみられるが、これによって光トランシーバの商機が制限されることになる。
SONET/SDHおよびDWDMモジュールの販売の伸びはこの回復期の初期ではわずかなものであったが、2010年下期に勢いをつけた。DWDM市場セグメントは、この年の成長率は約40%。この市場を牽引したのは、固定波長、チューナブル10G XFPトランシーバ、40Gbps DPSKとDQPSKモジュール。SONET/SDHトランシーバは、2010年の成長率は約30%、そのほとんどは短距離 OC-768モジュールであり、160%という圧倒的な成長率となり、サプライヤーはこの力強い需要にほとんどついて行けない状態。
通信ネットワーキング装置市場は、2010年の成長率は約5%であったが、2011年には成長が加速するとライトカウンティングは見ている。理由として、これらのシステムで用いるコンポーネントに対する需要が急増していることを挙げている。新規ネットワーク建設の初期段階で用いるROADMやポンプレーザなどのコンポーネントの販売が上期に急増したので、これらのネットワークアップグレードの進捗につれてインタフェースモジュールの販売も立ち上がるとライトカウンティングは見ている。

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