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ダイコン、カルテックと提携して光スイッチをカスタマズ

January 26, 2011, Richmond--CERNが運用する大型ハドロン衝突型加速器(LHC)は世界最大の粒子加速器。17マイル長のLHCは、陽子を光速近くまで加速して衝突させ、ヒグスボソン(Higgs boson)”God Particle”を取り出す。LHCにおける4つの主要実験の1つにカルテック(Caltech)は参加している。Compact Muon Solenoid(CMS)は、重要なモニタリングシステムであり、これはダイコン(DiCon Fiberoptics)の特注光スイッチにより支えられている。
CMS実験は、76000のタングステン酸鉛(PWO)結晶で構成された高精度電磁カロリーメータでヒグスボソンを検出する。しかし、LHCの厳しい放射線のために、結晶の透過性が変動し、カロリーメータの精度が落ちる。光モニタシステムは、この変動をトラッキングし、カロリーメータの精度を保つ。このシステム独特の複雑さと高いパルス強度に対応可能な高信頼光スイッチは、モニタリングシステムにとって不可欠なコンポーネント。
このモニタリングシステムの実験責任者、Dr. Ren-yuan Zhuとその共同研究者は、そのようなスイッチを見つけ出す任を負っていた。研究チームは、30年以上にわたりカロリーメータ用に発光結晶を開発してきており、DOEから数々の賞を受賞している。Dr. Zhuは、ダイコンが長年特注に応じていることを聞きつけ、ダイコンに接触した。Dr. Zhuとダイコンは協力してGP700スイッチをカスタマイズ生産した。このスイッチに多くの機能を盛り込み、高エネルギーレベルに対応できるように特殊ファイバを取り付けた。
Dr. Zhuによると、ダイコンの光スイッチは、LHCデータの取得を始めて以来、24-7で連続動作している。スイッチの信頼性は、CMS物理実験計画とヒグス追跡にとって決定的に重要な意味を持つ。「この研究計画を通じて、宇宙の始まりについての理解が一層明確になるとわれわれは考えている。」

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