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オクラロ、微小原子時計用に初めてVCSELを量産

January 26, 2011, サンノゼ--オクラロ(Oclaro, Inc)は、原子時計用にシングルモードVCSELを開発した。このVCSELを、周波数標準の設計と製造の世界的先端企業、シンメトリコム(Symmetricom)が、同社のSA.35m微小ルビジウム原子時計に使用する。
オクラロのシングルモードVCSELは安定度が極めて高く、ローノイズ、波長は795nm。世界初の微小原子時計量産によって、業界にVCSELの新たな方向を示した。
原子時計は超高精度時間保持デバイスとして認められているが、従来のガスランプはサイズと信頼性で問題があった。ガスランプをレーザに置き換えることで、シンメトリコムのようなメーカーは原子時計の信頼性と消費電力を大幅に改善し、より小型のデバイスを必要とするアプリケーションも射程に入れつつある。
オクラロの上級副社長/部門マネージャ、Yves Le Maitre氏は、同社の事業戦略について、「光技術とソリューションを隣接市場に拡大する」と語っている。
オクラロのシングルモードVCSELによって、物理的に微小化が実現し、サイズと消費電力を減らすとともに標準的な環境擾乱の影響を受けない安定的な基準周波数が提供できるようになった。これらのレーザは、シンメトリコムのSA.3Xmルビジウム原子基準周波数に使用される。小型の原子振動子コンポーネントは、ネットワーク装置メーカーがワイヤレスインフラの信頼性確保に使用している。

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