Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

January 25, 2011, サンノゼ--オクラロ(Oclaro, Inc)は、アイセーフ市場で成功を収めている1470nmレーザダイオードで、新しい美容スキントリートメント量産消費市場を狙うと発表した。
この1470nmシングルエミッタレーザは美容市場で必要とされているパワー、信頼性、安定したパフォーマンスを実現している。オクラロは、同社の優れた製造能力によってこの技術を主流の価格帯まで下げられるとしている。
オクラロの上級副社長/部門マネージャ、Yves Le Maitre氏は、「オクラロは、規模の経済と専門技術を必要とする新たな量産市場に実績のある技術を投入するという事業戦略を実行していく。当社の量産インフラにより、最先端のレーザ技術を消費者の手に届けることができる。美容スキントリートメント用のレーザは、当社が有効に対応可能な市場の1つである」とコメントしている。
肌の皺を減らすような美容スキントリートメント市場といった新しいコンシューマアプリケーションから、経済的なレーザダイオードソリューションに対する需要が増えている。オクラロのInP技術を利用することで、適切な製品を供給できるだけでなく、量産技術によってこの市場での成功に必要な価格帯に素早く対応していくことができる。
1470nmシングルエミッタレーザダイオードは、これまでオクラロが防衛、材料加工、医療市場のアイセーフアプリケーションで用いてきた実績のある技術を利用している。このレーザダイオードは、90μmのストライプから、波長1470nmで2Wの出力。サブマウント、CMount、もしくは105μmファイバカプルで提供可能。このレーザダイオードは、10.5Aで5000時間以上、故障なしにライフテストされたものであり、信頼性は極めて高い。
(詳細は、Photonics West 2011オクラロブースで紹介)