Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

January 21, 2011, Fuzhou--ファブリネット(Fabrinet)の子会社、カシックス(Casix)は、インオンビームスパタリングVeecoコーティング装置を追加導入し、ハイパワーレーザ用オプティクスのコーティング精度とダメージしきい値の向上を図ると発表した。
Casixは、オプトラン(Optorun) IADコーティング装置も3台追加導入し、レーザコンポーネントの製造能力を拡張する。同社ジェネラルマネージャ、Toh Seng Ng氏は、「当社は高精度の特注オプティクスのメーカーであるので、顧客には品質と精度では最高のプロセスを提供したい。また、必要に応じて生産を拡張するための柔軟性、内製能力強化も必要だ」とコメントしている。
イオンビームスパタリングVeeco装置によってCasixは、ダメージしきい値の高いコーティング、高い表面反射率(99.99％)、高い表面品質、コーティング波長に対する優れた制御性を達成できる。オプトランのIAD装置は、ハイパワーレーザ用コンポーネントの生産量増をサポートする大型のコーティングチャンバを備えている。コンポーネントは、ミラー、Nd:YVO4結晶、ビームスプリッタ、ウインドウおよびウエッジ結晶など。これらのコンポーネントは、ヘルスおよびバイオメディカルアプリケーションで使用されるハイパワーレーザシステム用に設計されている。