All about Photonics

Home > News > News Details

News Details ニュース詳細

ライトカウンティングの予測、10GBASE-TはCAGR 300%で成長

January 20, 2010, Eugene--ライトカウンティング(LightCounting, LLC)の調査によると、SFP+光トランシーバの出荷が初期成長を牽引したことで10GbE(10Gbps Ethernet)市場がついに離陸した。
同社レポート「最終的には、10GBASE-Tが10GbE市場を席巻」は、2014年まで市場成長の原動力となる重要なトレンドについて詳説している。
「インテルベースの次世代サーバ向けマザーボードへの10GBASE-Tのデザインウイン機会が急速に終わろうとしている。まだ数年は、10GBASE-T LOMが至るところで採用されるとは見ていないが、一方で、10GBASE-Tの10GbEアダプタあるいは光トランシーバやダイレクトアタッチケーブルのSFP+の10GbEアダプタが勢いづいている」と同社VP、シニアデータコムアナリスト、Kimball Brown氏はコメントしている。
将来的にはSFP+が優勢な光インタフェースになる。伝送距離300mまでの10GbE SFP+ポート出荷は、サーバとスイッチ間、スイッチとスイッチ間アプリケーションで使用される。過去3四半期で出荷は3倍になっており、この傾向は続くとライトカウンティングは見ている。
2009年3月、HPはインテルのNehalemファミリプロセッサでブレードサーバを一新したとき、同社のBladeSystemブランドのブレードサーバで最初の10GbE LOMを発表。一旦10GbE実装のLOMが市場投入されると、10GbEポートの数量は飛躍的に伸びた。LOMの影響は極めて大きい。この前の世代のブレードサーバでは、10GbEはアダプタカードでしか使えなかった。
デュアルポートサーバでの10GBASE-T PHYsの利用はまだ実用的ではなく、光インタコネクトはエンドユーザにとっては銅線よりも著しく高価であるため、10GbE市場の成長が阻害されていた。10GBASE-T PHYsの最新バージョンは、40nm半導体プロセスを用いて開発されており、10GBASE-Tの消費電力問題がついに克服され、これらのパーツを使ったアダプタが来年エンドユーザに販売されるようになると、デュアルポート10GbEアダプタの販売は本格化する。
10GBASE-Tチップメーカーは、インテルのRomleyサーバプラットフォームに製品を組み込むチャンス(2011年後半期限)を逃しつつある。これらのサーバプラットフォームのデザインウインの窓は急速に閉じつつあり、デュアル10GBASE-T PHYsを組み込んだ10GbEコントローラのLOMバージョンは複数のチップメーカーからは入手できないだろう。ライトカウンティングは、10GBASE-Tベースの10GbEは、次の数年は成長が抑制されたままとなると予測している。

製品一覧へ

関連記事

powered by weblio





辞書サイトweblioでLaser Focus World JAPANの記事の用語が検索できます。

TOPへ戻る

Copyright© 2011-2013 e.x.press Co., Ltd. All rights reserved.