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Positron、量子フォトディテクタで2件のUSパテント取得

January 6, 2011, Indianapolis--ポジトロン(Positron Corporation)は、同社独自の量子フォトディテクタで2件のUSパテントを取得した。ポジトロンは、心臓核医学分野を専門に分子イメージング技術を開発している。
 量子ディテクタは、光の基本単位となるシングルフォトンをカウントできる。量子ディテクタは、光電子増倍管に取って代わる技術として、医療イメージング、特にPET(Positron emission tomography)および国防や原子核物理学など、幅広い産業分野でアプリケーションの可能性がある。
 パテントの1つ、量子フォトディテクタ(USP7,800,070)は、これらのディテクタで作製された信号・イメージング機器の処理を行う読み出しシステム。2つ目のパテントは、バイナリ量子センサ素子を利用した量子ディテクタアレイをカバーする(USP 7,825, 384)。量子センサ素子のバイナリ特性によりディテクタはデジタル的になり、データ処理が簡素化され、同一半導体基板への集積が可能となる。この技術により、独自の感度特性を持つデジタルデータ読み出しSoCが実現し、次世代の医療イメージングや放射線検出システム開発への新たな道が開けることになる。コンパクトでローコストのフォトディテクタは、今後、PETスキャナのコストを大幅に削減しながら、空間分解能と可搬性の改善が行われる。このディテクタは磁界の影響を受けないので、PET/MRスキャナなどの新しいタイプのイメージング機器の開発にも使用される可能性がある。

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