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SEMIがHB-LED標準化委員会設立

December 15, 2010, San Jose--SEMIは、高輝度LED(HB-LED)標準化委員会の設立を発表した。SEMI国際標準委員会は、2010年11月4日、HB-LED標準化委員会設立請願を承認した。
 同委員会は11月11日に最初の会合を開き、ウエハ、キャリア、アセンブリ、自動化について標準化タスクフォースをスタートさせた。同委員会とタスクフォースは、HB-LEDデバイス、サファイアウエハ、MOCVDウエハ加工およびLED業界への主要装置と材料サプライヤの業界リーダーで構成されている。
 HB-LED市場全体は、今年68%成長して91億ドルに達した。業界アナリスト、Strategies in Lightの予測では、市場は2014年までには184億ドルに拡大する。この高成長フェーズを現在牽引しているのは、主にLED TVs、ディスプレイ、モバイルフォン、その他のポータブル機器。しかし、HB-LEDsの次の成長フェーズは、増大する固体照明需要によるものと考えられ、この市場セグメントでは、従来の照明光源と置き換えられるには大幅なコスト削減が求められる。業界アナリストは、固体照明が商用および住宅照明用途で急速に普及するには、今後5年で10~20倍のコストダウンが必要と見ている。このような劇的なコストダウン目標を達成するために、業界の主要な関係者はSEMI HB-LED標準化委員会をスタートさせ、不要なコストを削減し、よりよい装置とプロセスの革新を実現する製造標準を生み出そうとしている。
 設立総会中、HB-LED標準化委員会は、LED製造の重要な4分野のタスクフォース設立に合意した。
・ウエハ: 半導体製造で使用されるシリコンウエハと異なり、ウエハ形状、表面特性、ウエハID、ウエハオリエンテーションおよびその他の特性に対処する業界標準は、現在存在しない。したがって、ウエハタイプや種類が増えてコスト増となっている。このタスクフォースの目的は、市場の多様なウエハタイプを減らすようなウエハ標準(サファイアウエハからスタート)の作成。これによりコストを削減し、メーカーは製品とプロセスの革新に注力することが可能になる。
・キャリア: ウエハキャリア標準は、コスト抑制、精度向上、ウエハハンドリング、積み込み、加工の効率化を実現する。このタスクフォースは、積み込みキャリア(ウエハサプライヤから顧客へ未使用ウエハ出荷時に使用)、オートメーションキャリア(自動化されたツールでウエハを搬送)、プロセスキャリア(加工ツールへのウエハの入出に使用; 薬品、液体、熱などの過酷環境下)の標準を作成する。
・自動化: オートメーションタスクフォースの目的は、ローコスト、共通のハードウエアとソフトウエアインタフェース、その他HB-LED工場が複数のベンダからの多様な装置を高度に自動化、統合化して、効果的に利用できるような業界標準の作成。
・アセンブリ: 現在、ワイヤボンディングやその他のアセンブリステップは、今日の先端照明アプリケーション独自の光学的、熱的、電気的仕様により、極めて多様になっている。これが、高コストと低スループットの要因。アセンブリタスクフォースの目的は、マシンビジョン、デバイスの配置、操作インタフェースおよびその他の分野の問題に関連して、典型的なHB-LED製造環境でコンポーネントタイプの多様性を認識しつつ、コスト削減、スループットの向上を実現するような業界標準の検討。

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