Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

December 15, 2010, Redmond--超小型レーザディスプレイ技術を持つマイクロビジョン(MicroVision, Inc)は、パイオニア(Pioneer Corporation)と覚え書き(MOU)を交わし、マイクロビジョンのPicoPレーザディスプレイ技術を用いて、コンシューマおよび車載ヘッドアップディスプレイ(HUDs)向けのディスプレイエンジンとディスプレイエンジンサブシステムを開発、製造、販売する。
　パイオニアは大手OEMの1社で、ハイパフォーマンスオーディオ、ビデオ、コンピュータを家庭、自動車、ビジネス市場に供給している。
　今年初めに両社は、PicoPディスプレイエンジンの2つの重要コンポーネントを開発する共同開発契約を結んだ。ダイレクト赤、青、緑レーザを用いたレーザ光源モジュールとマイクロビジョン特許のPicoPレーザスキャニング技術をベースにしたセパレート・ディスプレイエンジンサブシステム。これら両方とも次世代PicoPディスプレイエンジンの重要要素。これらによりOEMsは、携帯電話、メガネ類から、航空機や自動車までの組み込みソリューションで価格、サイズ、パワー、パフォーマンスにおいて大きな商品アドバンテージを得ることができる。
　MOUは、PicoPベースのディスプレイエンジンをコンシューマ、アフターマーケット、組み込み自動車用製品で使用するための、将来の製造と販売契約を定めている。パイオニアは、2012年にPicoP技術を用いた車載HUDの商品化を目指している。