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IMSリサーチ、LED需給四半期レポート発表

November 25, 2010, Austin--IMSリサーチ(IMS Research)の「LED四半期需給レポート」によると、3Q10のLED生産で中国が2インチ相当のウエハサイズでシェア13%、地域No.4となった。4Q11までには中国はNo.1になり、1Q12にはシェアは32%に達する。
 IMSリサーチのSVP, Ross Young氏は、中国の目覚ましいシェア獲得を長期の刺激策の結果と見ている。「中国では、LED製造工程で重要な装置、MOCVDは、1台あたり180万ドルまでの補助金を出し、一方で減税、加速償却、無償の土地、国内需要の成長があった」と同氏は分析している。
 シェア獲得は、中国が3Q10にMOCVD導入地域No.1になったことで始まっていた。中国は、少なくとも次の5四半期MOCVD導入でリードを続けると予測されており、2011年にはMOCVD導入は64%になる。
 中国のLED製造能力急拡大は、韓国、台湾のLEDメーカーが、一時的な市場環境の悪化により製造能力拡張計画を遅らせた、都合のよい時期に始まった。同時に、韓国、台湾のサプライヤは、中国の刺激策を利用するために、中国で製造能力拡張計画を実施しようとしている。1Q12には、LEDメーカー上位20社のうちの10社が中国で製造する予定になっており、これらの企業の6社は中国外に本社がある。
その他の要点
・3Q10、商用MOCVD GaN LED市場は230台を記録。売上の伸びは台数の伸びを上回り、前期比22%、前年同期比250%増、4億8900万ドル。
・Aixtronがシェア54%で市場リーダー。Veecoのシェアは、42%から44%に上昇。売上ベースでは、Veecoのシェアは44%から48%に上昇、K465iに移行したことによる。これは3Q10、業界で最も売れたモデル。
・サイズでは、3Q10では2インチが主流で、シェア77%。中国の刺激策は2インチ装置をベースにしているので、予測期間を通じて2インチ主流が続く見込み。
・LEDバックライト売上は、2013年にピーク、ノートブックとモバイル電話は2010年。
・2011年のMOCVD出荷と売上は、2010年業績をわずかに上回る。
(詳細は、www.imsresearch.com)

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