Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

October 28, 2010, ミュンヘン--アドバ(ADVA Optical Networking)は、時代を超えて使えるスケーラブルなWDM-PONを開発する研究プロジェクトに参加する。
　ADVAntage-PONプロジェクトは、ドイツの連邦教育・研究省がサポートする3年プロジェクト。
　ADVAは、2008年に初めてWDM-PON商用ソリューションを発表した後、同技術のネットワークおよびシステム面の研究、テストを続けており、同社の目標は100kmを超える距離で1000超のユーザに1Gbpsサービスを提供すること。プロジェクトの成果として、プロジェクト全体の一環でシステムコンポーネントが開発され、同社のマイニンゲンサイトでプロジェクトのデモンストレーションに実装される。この成果技術は、ADVAのFSP3000やFSP150製品にも組み込まれ、最終段階ではドイツテレコム(DT)とともにベルリンでフィールドトライアルを行う。このトライアルは、約20のエンドユーザ組織を収容できるように設計される。
　同プロジェクトは、経済的なアクセス技術の開発とともに、ネットワークセキュリティ、エネルギー効率、ネットワークモニタリング、ネットワークマネージメントにもフォーカスする。このプロジェクトには、他に7つの研究機関、ADCクローネ、アイフォテック(AIFOTEC GmbH)、エルバオ(ELBAU GmbH)、エルコン(EWLCON Systemtechnik)、フラウンホッファ研究所HHI、キール大学、バーチラス(VERTILAS GmbH)が参加している。