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ナショナル セミコンダクタとサンテックパワーが技術開発で提携

October 26, 2010, サンタクララ--高性能アナログ半導体の設計と製造の大手メーカー、ナショナル セミコンダクタ(National Semiconductor Corp)は、結晶シリコン太陽光発電パネルの世界最大メーカー、サンテックパワー(SuntechPower Holdings Co. Ltd)と提携する。
 両社は協力して、太陽光発電システムの発電量回収向上のために、ナショナル セミコンダクタのSolarMagicパワー・オプティマイザ・チップセットをサンテックのソーラーパネルに内蔵した「スマート・パネル」技術を開発する。
 サンテックパワー社のシニアVPのShijun Cai氏は、「スマート・パネル技術は、太陽光発電システムの発電電力の回収向上を実現するための重要な技術革新。当社はこの技術開発推進のためにナショナルセミコンダクタと協力する」と語っている。
 2009年5月に両社はナショナル セミコンダクタのSolarMagic技術の共同プロモーションと将来のソリューション開発に向けたSolarMagic技術の評価について覚書(MOU)に調印しており、今回の発表はそれに続くもの。サンテックパワー社は評価を完了し、両社は開発段階に移行した。
 ナショナル セミコンダクタのキー・マーケット・セグメントおよびビジネス・デベロップメントのシニアVP、マイク・ポラチェックは、「サンテックパワー社は、集積型高性能マイクロエレクトロニクス技術が太陽光発電パネルにもたらす価値を最初に認めた企業の1つ。当社は、SolarMagic技術をパネルのジャンクション・ボックスの中に組み込み、結果として太陽光発電アレイのパフォーマンスを向上させる次世代製品の開発でサンテックパワー社と協力していく」とコメントしている。
 ナショナル セミコンダクタのSolarMagicパワー・オプティマイザ・チップセットは、環境要因によって発生するミスマッチにより、アレイのシステム・パフォーマンスが低下する場合でも、個々の太陽光発電パネル単位でMPPT(MaximumPower Point Tracking)動作することにより発電量回収を最大化する。この技術は先進的なアルゴリズムと最新のアナログ・パワーマネジメント回路技術の組み合わせにより実現している。日陰などのミスマッチの影響を実際の環境下で調べたテストでは、SolarMagicパワー・オプティマイザ技術を採用したサンテックパワー社のモジュールは損失した発電量の平均50%を回復したと測定された。さらにいくつかのケースでは、SolarMagicを採用しない標準的なパネルのパフォーマンスと比較し損失電力の75%を回復できたことが確認された。

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