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フジクラ、長距離伝送用40G光トランスポンダを商品化

October 19, 2010, 東京--フジクラは、超高速光基幹伝送網に適用される伝送速度40Gbit/sの長距離光トランスポンダを商品化した。
 従来の強度変調方式では、80km以上の光ファイバ伝送で要求される光雑音耐力・波長分散耐力等の特性確保が困難であるため新たに位相変調方式を採用、それら特性の改善を図った。製品は光送信部及び光受信部により構成。光送信部は、2.5Gbit/s電気信号16レーンを40Gbit/s(20Gbaud×2)電気信号に多重するLSIと、光源となる波長可変レーザダイオードと、連続発振光をRZ-DQPSK(RZ-DQPSK:Returnto Zero-Differential Quadrature Phase Shift Keying)信号へ変調する2つのMZ LiNb03光変調器とで構成。光受信部は、40Gbit/s RZ-DQPSK光信号を復調する遅延光干渉計と、光信号を電気信号へ変換するバランス型受光素子と、40Gbit/s(20Gbaud×2)電気信号を2.5Gbit/s電気信号16レーンへ分離するLSIとで構成されている。
製品の特長
(1) 高速・長距離伝送で良好な伝送品質が得られる差動4値位相変調方式(RZ-DQPSK)採用。
(2) 動作速度43 Gbit/s 若しくは44.6Gbit/sの2つの速度で動作が可能で、伝送方法に応じて選択可能。
(3) 使用する光ファイバの種別(SSMF/DSF)に応じて光波長間隔50GHzグリッドで任意に波長を可変。
(4) オプションで半導体光増幅器(SOA)を内蔵でき,光出力を10倍以上に高出力化できる。
(5) 業界標準規格OIF SFI-5電気インタフェース準拠。
(6) 業界標準規格40Gbit/s 300pin MSAサイズ準拠。
販売開始は2010年12月の予定。販売目標は、2000個/年。

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