All about Photonics

Home > News > News Details

News Details ニュース詳細

サンゴバンと韓国のヒュンダイ重工業がPV分野で合弁会社

October 13, 2010, ソウル--サンゴバン(Saint-Gobain)はドイツでの第2Avancis工場建設に続いて、韓国でヒュンダイ重工業(Hyundai HeavyIndustries Co., Ltd)と提携し、PVパネル工場を設立する。
 両グループは、50-50合弁会社の形態をとり、社名はHyundai Avnancis。この合弁会社の最初の製造工場は、現在ドイツで建設中の第2Avancis工場と、製造能力や技術の両面で同じ設計。年に85万のCIGS薄膜技術ベースのモジュールを製造し、用途は屋根やソーラフィールド。発電量に直せば、年に100MW、人口15000の町の一年間のエネルギー量に匹敵する。工場の稼働は2012年第2四半期。モジュールは、Avancisとヒュンダイが独立にマーケティングする。
 Avancisが開発した技術は、ガラス基板にCIGSを成長させるもので、従来の結晶シリコンの利用を避ける。この技術は、他の薄膜ベースの技術と同程度の製造コストとなる見込みで、電気変換効率(産業レベルで12%、ラボレベルで20%)は多結晶シリコンセルを用いて実現するよりも高い。CIGS薄膜ベースモジュールは、アセンブリが簡単で外観も信頼性も優れているので、ソーラフィールドに適しているだけでなく、特に屋根への設置が推奨されている。
 2010年PVソーラ発電市場は大きな成長を遂げ、導入された発電量は推定で30GW、人口500万の西欧のエネルギー需要に十分応えられる規模に匹敵。この成長トレンドは今後も続き、この分野は公的助成金が減少しても成長が可能と見られている。

製品一覧へ

関連記事

powered by weblio





辞書サイトweblioでLaser Focus World JAPANの記事の用語が検索できます。

TOPへ戻る

Copyright© 2011-2013 e.x.press Co., Ltd. All rights reserved.