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フォトニック技術にフォーカスしたコンソーシアム立ち上げ

September 28, 2010, サンタバーバラ--UC Santa Barbara(UCSB)が先頭に立って、通信およびセンシングアプリケーション向けのフォトニック技術を開発する新たな開発コンソーシアムが立ち上げられた。
 複数の大学と産業界の企業をメンバーとするこのコンソーシアムは、米国国防総省国防高等研究事業局(DARPA)が国内の競争者から選んで資金を提供する4つのうちの1つ。フォーカスは、フォトニクス分野の革新的な基礎研究で、無線や電流ではなく、光を使用して情報伝達を行うことにある。
 コンソーシアム、コヒレントオプティクス用フォトニック集積(PICO)には、マサチューセッツ工科大学、カリフォルニア工科大学、バージニア大学、リーハイ大学と、HP、インテル、コーニング、テレダイン、ロックウエル・コリンズ、インフィネラ、JDSUなど17社が含まれる。
 フォトニクスは、コンピューティングや通信に革命を起こすと期待されているが、その理由は、遙かに大容量のデータを長距離伝送ネットワークで伝送し、データセンタやコンピュータの内部では短距離接続の効率と密度改善が得られるからだ。
 UCSBは、PICs開発の世界的リーダー。これらのデバイスは、多くのコンポーネントを1個の微小チップに詰め込んでおり、新しい光通信やコンピューティングシステムの強力な基盤となることを目指している。PICO研究者たちは、光の振幅と位相の両方で動作する新しい世代のPICsの設計と製造による成果をベースにすることになる。
 これらコヒレントPICsは、情報量の大幅な増加を可能とするものであり、1個のチップで情報の送受を行い、サイズ、重量、消費電力の飛躍的縮小を実現する。DARPAは、PICOに年間約200万ドル超の資金を提供し、大学と産業界パートナーも同レベルのサポートを行う。
 PICO研究者は、多くの潜在的なアプリケーションで複数の一般的なコヒレントPICsを生み出すことを狙っている。これらのチップは、1秒間に何十本の膨大な量の映画データの伝送を可能とし、検出システムは1マイル離れたところから10セント硬貨のデータを読み取るに十分な感度を基本とする。
 PICOで開発されたチップは、モノリシックInPとシリコンCMOS技術の両方で利用できるようにする。

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