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BIPV設置容量は2016年までに2.4GWに達する

September 22, 2010, Boulder--パイクリサーチ(Pike Research)の調査によると、建物組み込み太陽光発電(BIPV)市場は2010年に大きな変化が始まり、導入ベースで発電容量は2009年に世界で215MWだったが、2016年までに10倍、2.4GWに近づくと予想されている。同社によると、この成長により市場規模は40億ドルになる。
 同社シニアアナリスト、Dave Cavanaugh氏によると、BIPV/BAPV導入の原動力となっているのはワットあたりのコスト下落。「また、新しい高効率のCIGS技術パネル/屋根板が市場に出てきたことから、屋根への設置が極めて容易になりつつある。同時に、ソーラ結晶シリコンモジュールや薄膜タイル、屋根板が登場し、建物の正面、アトリウム、屋根の上面に溶け込み、BIPV/BAPVの外観の美しさが改善されつつある」と同氏は分析している。
 さらに同氏は、イタリア、日本、フランス、UK、カナダのオンタリオなどで固定価格買取制度が導入されていることもBIPV/BAPV成長の追い風になっていると指摘している。また、米国でも2011年にはBIPV/BAPVインセンティブが導入される見込みだ。これに加えてBIPV/BAPV導入促進が見込める材料として、c-Siモジュールとフレキシブル薄膜パネル/屋根板の両方で効率の改善が進んだこと、BIPV/BAPV製品のサプライチェーンが強化されたこと、屋根への設置が極めて簡単になったこと、住宅や商用ビルディングのオーナーの「グリーン化」要求が進んだことなどがある。
 パイクリサーチの調査レポート「建物組み込み太陽光発電(BIPV)」は、需要の原動力、経済、技術問題、業界のキープレイヤーの包括的な分析を含めて、BIPV/BAPVの世界市場拡大を調査している。
(詳細は、www.pikeresearch.com)

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