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三菱電機、世界初の大型OLEDスクリーン

September 15, 2010, 東京--三菱電機は、屋内大型映像表示装置の新製品として、世界で初めて有機ELを発光素子に用いた「オーロラビジョン OLED」を9 月21 日に発売する。
新製品の特長
1.薄型スクリーンで設置が容易
・スクリーンを構成する標準モジュールは奥行き100mm を切る99mm の薄型
・縦横384mm、約8kg のモジュール組立方式により、さまざまなスクリーンサイズを構成可能
・設置が容易で、スペースが狭い通路やコンコースへの後付にも対応可能
2.目地レス・スケーラブルで、超横長などの特殊形状も構成可能
・モジュール間に目地がなく、自然な表示
・モジュールを組み合わせ、いろいろな大きさや形をフレキシブルに構成可能(スケーラブル)
・縦長や超横長などの特殊形状や、曲面や角度のついた壁面にも対応可能
3.広視野角、高輝度、高コントラストで高画質
・面発光する有機EL により、上下左右±80 度以上の広視野角
・明るい場所でも見やすい、1,200cd/m2 の高輝度と高コントラスト(自社LED 比 約2 倍)
・新開発の制御技術で駆動し、高精細な画像を表示
 三菱電機は、昨年、世界で初めて有機EL を発光素子に用いた155 型の大型ディスプレイを試作した。このディスプレイを構成する有機EL は、三菱電機と東北パイオニアが共同開発したもので、有機薄膜を陽極と陰極で挟みこんだ簡単な構造を持つ自発光型デバイス。広視野角、高輝度、高コントラストでありながら薄型軽量という特長を持っている。
 今回、縦横384mm の標準モジュールを複数組み合わせていろいろな形状・サイズのスクリーンを構成できる「オーロラビジョンOLED」を発売する。モジュールは約8kgと軽く人力で搬入ができるので、従来大型スクリーンの搬入が難しかった設置場所にもデザインや大きさに合わせてフレキシブルにスクリーンを構成でき、また、従来導入が困難であった曲面の柱や角度のついた壁面などさまざまな場所への設置も可能。
 三菱電機グループでは、映像表示機器や映像情報配信システムのあらゆるニーズに応える映像ソリューション「DIAMOND VISION SOLUTIONS」(ダイヤモンドビジョンソリューション)を展開している。

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