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東京エレクトロン デバイス、超高速光インタフェースボード販売開始

August 25, 2010, 東京--東京エレクトロン デバイス(TED)は、日本電業工作が開発した超高速の光インタフェースボード「TD-BD-FMC-FPGA-IO」の販売を開始した。最大78Gbpsの超高速データ転送を実現するボードにより、最先端の技術研究においても容易にデータの送受が可能になる。
 膨大な画像データを扱う医療機器、CAD/CAMデータを扱う加工機、微細化に伴って大量のパターン・データを送らなければならない半導体マスク製造装置などにおいて、システム内あるいはシステム間接続に光インタコネクト採用の動きが顕在化している。大量のデータを扱うシステムを導入しているユーザ、工場など電磁ノイズの多い環境でも高性能を維持しながら安定してシステムを動作させたいというユーザは、光伝送に注目している。
 TD-BD-FMC-FPGA-IOは、アバゴ・テクノロジー(Avago Technologies)12chsパラレル・オプティックを搭載しており、送信・受信それぞれ30〜78Gbpsでの通信が可能で、同様のインタフェースを搭載するシステムへのリアルタイムデータ転送を実現。ボードに添付したサンプルデザイン、動作検証済みのMPOケーブルにより、購入してすぐに超高速光通信検証が可能。
 このボードは、VITAで規格化されたFPGAメザニンカードの1つであるFMC(Rev1.1)に対応した基板デザインとなっているため、TEDが提供するターゲット・アプリケーション向けのオプションボードや市販のFMCを使用することにより、インタフェースの拡張を容易にし、製品開発の費用ならびに開発期間を大幅に削減する。
 TEDでは、同ボードを光通信、画像処理を必要とする防衛、航空、宇宙分野におけるレーダ無線システムなどの電子機器や、医療機器、各種検査装置の先端技術研究所向けに、販売していく予定。

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