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UAE、2011年までにオールファイバ化し有料TVなどの普及促進

August 20, 2010, Cambridge--ピラミッドリサーチ(Pyramid Research)によると、アラブ首長国連邦(UAE)では、今後5年にわたり固定ブロードバンドが大きな成長源となり、市場は2010年の6億9500万ドルから2015年には10億1000万ドルに拡大する。成長の原動力は、ブロードバンドの普及と、2011年までに全国的にオールファイバネットワークを構築するという計画。
 UAE通信市場は、サービスの普及という点で先進世界に追いついてきており、2010年から2015年の間に健全な成長が見込まれている。しかし、飛躍的な成長を牽引するのは2011年までに完成が予定されている銅線から光ファイバ固定インフラへの移行だ。
 UAEのオペレータ2社のうち、新興オペレータDuは、当初ファイバ敷設で先行していた。しかし、Etisalatが追いつき、追い越してしまった。「Abu Dhabiは、全面的にファイバが敷設され、Etisalatが“elife”FTTHネットワークに接続した」とピラミッドのシニアアナリスト、Hussam Barhoush氏は説明している。同氏によると、Etisalatは、2011年までに同社のネットワーク全体をファイバ化することを計画。
 「ブロードバンド売上増とともに、この変化によって有料TVの普及も促進される。オペレータが最先端のVAS(付加価値サービス)を取り入れてIPTVサービスをサテライトのサービス以上に魅力的にしようとしているからだ」とBarhoush氏は分析している。ブロードバンドが普及するに伴い、オペレータにとっては現在の月額ARPS(サービスあたりの平均売上げ)を上げるためにVAS導入が決め手になる。ベンダにとって、次の大きなビジネスチャンスは次世代のワイヤレス技術LTE(Long Term Evolution)となる、ピラミッドは今後3年以内にEtisalatもDuもLTEを導入すると見ている。

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