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SMI/Omega、マルチスペクトラルイメージング内視鏡開発資金獲得

August 17, 2010, Brattleboro--カスケイド・テクノロジーズ(Cascade Technologies, Inc)は、同社の完全子会社スペクトラル・モレキュラ・イメージング(SpectralMolecular Imaging, Inc)がオメガオプティカル(Omega Optical)と共同でNIH研究資金を獲得したと発表した。
 この資金は、マルチスペクトラルイメージング技術を用いた新しい内視鏡開発促進に用いられる。同プロジェクトの主任研究員は、オメガオプティカルのDr. Gary CarverとSMIのチェアマン/CEO、Dr. Daniel L. Farkas。
 75万ドルの資金は、連邦政府の中小企業技術革新制度(SBIR)にしたがって国立衛生研究所(NIH)内国立癌研究所から与えられた。このプログラムは、研究所から医療市場へ重要技術の移転を促進するために制定されている。今回は、今年初めのフェーズI予備調査成功を受けたフェーズIIとなる。オメガ/SMIの開発計画は2年の予定で、高速マルチスペクトラル内視鏡プロトタイプとその前臨床試験の完了に取り組む。前臨床試験は、LAのCedars-Sinai Medical Centerで行われる予定。
 Dr. Farkasは、現状の内視鏡の限界を超える新しい内視鏡開発に意欲を燃やしている。「新しい内視鏡は、高速、高分解能で人体組織の痕跡情報を収集できるものとなる。これが完成すれば、外科医はリアルタイムで診断情報を得ることができる。これは、現在では、生体組織をラボで時間をかけてテストしなければ得られない情報だ。この機能により、胃腸、気道、大腸癌や肺癌など、幅広い病気を発見し、治療する内科医の能力が高まることになる。」
 SMI/Omega開発チームは、通信業界向けに開発されていたがまだバイオメディカル(生体医学)イメージングには適用されていなかった高速の波長選択ツールを利用する考えだ。通信とバイオメディカルの専門家からなるチームをNIHは好意的に見ている。この新しいパフォーマンスが実現すると、癌やその他の病気の発見が著しく早まり、早期治療も行える。

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