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世界のPV導入は今後5年で100GW超

August 11, 2010, Wellingborough--IMSリサーチが発表した「世界のPV需要データベース」によると、2014年末にはPV導入は累積で120GWに達する。
 年間のPV導入は2011年から2014年までCAGR 20%以上の堅調な成長が見込める。この4年で、世界的に80GW程度のPV新規導入が予想されるが、次の4年で成長は減速する(2010年の予測成長率95%との比較)。
 世界PV導入に占めるEMEAのシェアは、2009年の79%から、2014年には48%に落ちる。これは、ヨーロッパの主要市場が低迷し、アジアと北米市場の成長が加速するため。新たなFITsが導入され、ヨーロッパPV市場が立ち上がっても、EMEAのPV市場で優勢を占めるのはわずか3カ国にとどまる。2014年の新規導入は、この3カ国で60%以上を占める。
 アジアPV市場は、次の5年、CAGR 45%で成長し、2014年の新規導入は10GW程度となる。日本と中国は、今後のFIT計画と大規模PVプラントの公開入札があるため、力強い成長が予想される。
 2014年までに中国は世界最大のPV市場となり、導入規模で米、独を上回り、PVコンポーネントとPVシステム需要のいずれでも中国は圧倒的な力を持ち、実用規模の工場が中国のPV市場の発展を牽引することになる。
 2015年までに、年間100MW以上のPV導入国は少なくとも25カ国となる。UKは、世界最速の成長市場の1つとなり、今後5年で新規導入されるPVは1GWを超える。
 調査ディレクタ、Ash Shamrma氏によると、PV市場は極めて不安定で、本質的に周期性を持つ。市場の成熟には、まだ数年かかりこの産業への投資は大きなリスクを伴うが、長期展望は非常に明るく、今後5年で100GW以上の新規PV導入があるので、大きな利益が得られる可能性も繰り返し訪れる。

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