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2010年、UKが世界最速成長のソーラ市場

August 6, 2010, El Segundo--アイサプライ(iSuppli Corp)によると、2010年のUKのソーラ市場は、政府のインセンティブ政策により、PV導入の成長は世界最速となる。
 UKのPVシステム導入は、2010年に96MWに達すると予測されており、2009年の6MWから、実に1500%の成長となる。UKのこの成長は、2009年のほぼ取るに足りない水準からのものであるが、この成長率は、2010年のNo.2の国、スペインの約730%を著しくに超えるものと言える。
 iSuppliの主席アナリスト/シニアディレクタ、Dr. Henning Wichtは、「UKの天候では日差しよりもロンドンの霧を想起する人は多いが、UKのソーラ市場拡大の要因は、政府が2010年に魅力的なFIT:フィード・イン・タリフ(固定価格買取制度)を導入したことだ」と指摘している。一方、FITで先行していたドイツは、FITsを削減した。「PV業界のフォーカスは、より魅力的なインセンティブを持つ国にシフトする。今年のソーラホットスポットはUKだった」と同氏は分析している。
 2010年以降、UKのこの目覚ましい成長は減速するが、PV導入は2014年まで毎年50%程度で拡大を続ける。
 FITsは、公益企業によるソーラ発電の余剰電力買取を保証することで、太陽エネルギー利用を促進する。これは、個人や組織のPVシステム導入時の前払いコスト負担を支援する制度。ドイツは、積極的にFITsを導入して世界有数のPV先進国となり、2009年のPV導入は3.8GWだった。しかし、ドイツ政府のFITs削減は、2012年以降の同国のソーラ市場成長を押さえ込むことになる。
 UKのエネルギー/気候変化省(DECC)によると、2.5kWシステムを導入する一般的な家庭は年間140ポンドの電気料金節約になる。
 iSuppliは、UKのPV導入市場は2012年に214MW、2014年に501MWと予測している。
(詳細は、www.isuppli.com)

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