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オン・セミコンダクターと三洋電機が半導体事業の戦略的売買で合意

July 20, 2010, 守口/Phoenix--オン・セミコンダクター(ON Semiconductor)と三洋電機は、7月15日、三洋電機の子会社である三洋半導体株式会社(三洋半導体)および三洋電機の所有する半導体関連の資産に関し、オン・セミコンダクターへの現金および株式を対価とした譲渡を行うことで最終合意した。
 譲渡額は、約330億円(約3億66百万ドル)に、契約書で合意された調整を行った金額となる。直近の四半期実績の年換算による三洋半導体グループの売上高は約12億ドル、オン・セミコンダクターと三洋半導体グループ合算の売上高は約35億ドル。この取引は2010年12月末までに完了する予定。

取引の要点
・両社は、製品、顧客、地理の面で高い補完関係にある
・三洋半導体の顧客に、オン・セミコンダクターが有する最先端の前工程設備によるミックスドシグナルやアナログ製品、および、高い生産性を誇る後工程設備による製品が提供可能となる
・オン・セミコンダクターにとっては、市場をリードしている日本とアジアにおける顧客を獲得できる
・製造およびプロセス技術基盤の最適化と効率的な投資により、大幅な効率化が期待できる
・クロージング後1年を目処に、オン・セミコンダクターの1株当たり利益(non-GAAPベース)の増加が期待できる

 オン・セミコンダクターにとって三洋半導体の買収は、生産規模および販売市場の拡大へと繋がり、高性能・高エネルギー効率の半導体・ソリューション分野においてトップクラスのグローバルサプライヤーとして、確固たる地位を固めるための大変重要なステップとなる。相互補完的な両社のビジネスを組み合わせることで、世界的規模の成長を確保するためのより良い地位を築くことが可能となる。両社の連携により、自動車業界や民生機器業界に対するプレゼンス、アジア・パシフィック地域でのプレゼンスを効果的に高めることができる。この戦略的な買収により、世界的にも重要な半導体市場である日本市場へのアクセスの増加が期待される。三洋半導体は、50年以上のビジネスの歴史の中で日本およびアジア地域において有数のエレクトロニクスメーカーとしての地位を築き上げている。
 この買収により、オン・セミコンダクターの製品ポートフォリオが大きく拡大し、民生用、自動車用、そして産業用の最終市場へ、マイコンや ASICから、集積パワーモジュール、モーターコントローラーなど、幅広い製品を提供することが可能になる。
(詳細は、www.onsemi.com)

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