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Q3のLED価格下落は限定的

July 20, 2010, Taipei--トレンドフォース(Trendforce Corp)の子会社、調査会社LEDinsideによると、Q2のバックライトアプリケーション向けLED価格は、需要堅調と上流材不足が原因で安定していた。同社は、Q3も価格下げ圧力は限定的と予測している。
 市場環境について同社は、LED材料の供給は徐々に安定化しており、大規模バックライトアプリケーション需要は継続する、と見ている。しかし、照明アプリケーション用のハイパワーLEDは、主要メーカーが生産を拡大しているため、価格下げ圧力は高まってくる。
 LEDinsideによると、LED価格は四半期ごとに5~10%下落するが、今年Q2はこの限りではなかった。季節需要が高かったこと、LEDバックライトTVのような大規模パネルアプリケーションの市場拡大が進んでいることのために、LEDバックライトアプリケーション向けの供給が厳しくなり、サファイア基板、MOガスなどの上流材の供給に圧力がかかった。このため、需給ギャップが一層拡大した。
 中小サイズパネルアプリケーション向けLEDsに関しては、例外的に季節的価格下げ圧力がかからず、価格は0.04ドル~0.1ドル/ユニットで安定している。とは言え、大型パネルアプリケーション向け5630タイプの価格はメーカーサイドの戦略により3%落ちて、単価は0.13〜0.2ドルのレンジとなっている(いずれもUSドル)。
 Q2のLED価格は、従来になく安定していた。特に、照明アプリケーション向けのLEDを見ると、価格は相対的に横ばい、需要堅調と供給不足の結果、3%しか落ちていない。照明アプリケーションに関しては、価格下げ圧力が強く、約12%ダウンとなった。
 照明アプリケーション向けハイパワーLEDに関しては、市場見通しが明るいことから、投資増と生産能力拡張の影響を受けて価格が下がった。主流の100lm/W製品の価格は、今期約12%ダウン、これはバックライトアプリケーション向けの一般LED製品の価格下落よりも大きい。
(詳細は、www.ledinside.com)

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