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先進国の最新照明技術採用にともない照明コストが下降

July 16, 2010, Boston--ラクス・リサーチ(Lux Research)が発表した調査レポートによると、最新の蛍光灯、LEDs、自動制御技術により、2020年までに直接照明のエネルギー利用は60%削減される。
 通常の照明システムは、現在のビルが消費するエネルギーの20%以上を占め、電力コストは1740億ドルになる。しかし、将来的には最新の光源や制御技術の普及に伴い従来の照明は徐々に消滅していく。
 ラクスリサーチのレポートは、最新照明技術の普及率を予測し、すべての主要なアプリケーションおよび建造物タイプに渡るエネルギー、コスト、CO2抑制を定めている。その予測によると、ビルの照明はエネルギー需要で15%のダウン、照明業界に影響を与える開発が従来の公共事業市場をさざ波のように襲い、発電やHVAC(空調設備)システム供給メーカーに大きな影響を与える。
 ラクスリサーチのシニアアナリスト、Michael LoCascio氏は、「ビルのエネルギー効率を高めようとするなら、先ずは照明に目をやるべきだ。照明のアップデートは比較的簡単であり、安上がりだからだ」とコメントしている。「LEDのような新技術を利用してコスト削減を図ることができるので、最新のビル照明は急速に、かなりの規模で普及する、これは市場にとって大きなビジネスチャンスだ。」
主な調査結果
・先進的照明制御が非居住用建物に浸透。照明要件を60%まで減らせる新しい照明制御の普及率は、2020年で商用および産業用建物の30%超に達する。現状(2010年)の普及率は、商用ビルディングで6%、産業用で12%。また、照明制御の政府および公共の建物への適用は、90%を超える見込みだ。
・LEDベースの照明は、2014年に爆発的に普及する。LEDsはコストと効率が継続的に改善されているので、その資本回収期間は1年に接近している。そうなると、LEDs照明は2014年までに政府や商用ビルディングのT8蛍光灯に取って代わる。全般的に見て、2020年までにLEDsは住宅市場の照明の42%、商用、産業用、政府、公共ビルディングのローベイ型で60%に達する、また外部照明や装飾照明では他を圧倒する。
・今後10年で照明の効率は劇的に向上するので、電気料金はあまり伸びないか、むしろ減少する可能性があり、このことが資本回収期間を早め、さらに効率のよい照明の採用を遅らせる可能性もある。
(詳細は、www.luxresearchinc.com)

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