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IQE、ワイヤレスやVCSELなどの貢献で予想を上回る上期業績

July 16, 2010, Cardiff--半導体ウエハメーカーIQE(IQE plc)の役員会は、上期の業績が予想を大きく上回ると見ている。ワイヤレス製品販売が予想外に力強いこと、オプトエレクトロニクスやSiベースのウエハ需要増が原因。
 IQEは、上期の売上げは少なくとも3280万ポンド、EBITDA 530万ポンド、留保利益200万ポンドと見ている。2009年上期比では、これは50%以上の売上げ増、EBITDAは178%を超える伸びとなる。
 上期は、ワイヤレス市場、とりわけスマートフォーンが好調で、力強い市場回復に牽引された。通常Q1は不調だが、Q2の需要が加速したので販売は予想を上回り、下期の見通しも堅調と同社は見ている。
 オプトエレクトロニクス製品に力強い需要が出てきており、特にIQEの持つ世界最先端のVCSEL技術の貢献が期待できる。同社役員会は、このVCSEL技術がほどなく、多くのコンシューマ量産市場で重要な役割を果たすと見ている。VCSEL技術の注目すべきアプリケーションとしては、フィンガーナビゲーション、オプティカルヒーティング、AOCやIntelのLightPeakのようなインタコネクトが挙げられる。LightPeakは、既存のUSBケーブルと比べると、10〜200倍の高速データ転送を実現する。
 さらに、化合物半導体ベースの集中型太陽電池のようなエネルギー効率のよい製品、GaNベースのLEDを作るためのウエハにも力強い需要が続いており、量産市場向けのこれらの製品で目覚ましい業績が得られた。
(詳細は、www.iqep.com)

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