Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

July 6, 2010, ロンドン--再生可能エネルギー投資会社ESB Novusmodusは、インチューン・ネットワークス(Intune Networks)に300万ユーロを投資した。インチューンは、通信業界向けにハイパフォーマンスレーザを開発しているダブリンの企業。
　インチューンは、最近2200万ユーロの資金を調達しており、同社は今回の融資も合わせて、獲得資金をハイパフォーマンス光データスイッチ技術の開発、商用化達成にあてる。
　既存ネットワークアーキテクチャは激増するデータトラフィックへの対処が不可欠になっている。インチューンの高速可変レーザ技術は、世界中の通信キャリアが直面しているパフォーマンスボトルネック問題への解を与えるものである、と同社は説明している。インチューンの技術は、半分のコストでパフォーマンスを倍にし、消費電力を1/2にする。また、既存メトロファイバネットワークの利用率を10％以下から80％以上に拡大する。
インチューンは現在、アイルランド政府向けにプラットフォームの構築を行っている。これは、最近発表された500万ユーロのExemplar Networkで、高速ネットワークアプリケーションのトライアルを行う企業向けのオープンテストベッドサイトとなっている。
　インチューン・ネットワークスの役員に就任したNovusmoduのJohn McKiernan氏は、インチューンの技術について、「帯域問題とエネルギー消費問題の両方を同時に解決する技術」とコメントしている。