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テレジオグラフィ、地域ごとの10G波長価格を発表

June 8, 2010, ワシントン--テレジオグラフィ(TeleGeography)が発表した帯域卸売価格によると、主要な太平洋横断およびアジア圏内の容量価格が大西洋横断の価格の5倍以上になっていることが分かった。
 ロンドン-ニューヨーク間では10Gbps波長リースのキャリア価格は月あたり9000~20000米ドルだが、東京-ロサンジェルス(LA)間では同じ10G波長の価格が65000~80000米ドルとなっている。
 長年にわたり海底ケーブルオペレータはアジアへの回線接続に、ヨーロッパへの回線接続よりも遙かに高く課金してきたが、このギャップは埋まりつつある。アジア太平洋における最近のネットワーク建設やアップグレードの波が、それらの市場に新たな価格圧力をかけているからだ。LA-東京間の10G波長の価格は過去2年、年平均(CAGR)21%で下落した。また、シンガポール-東京間の価格は、前年に約50%落ちた。これに対して、ニューヨーク-ロンドン間の10G波長価格はCAGR 3%しか落ちていない。帯域市場の基準からすれば、これは異常に安定している。
 テレジオグラフィの調査ディレクタ、Rob Schult氏はアジアでは価格破壊の準備がととのったと見ている。グーグル(Google)とキャリア5社が太平洋横断「ユニティ」ケーブルを完成したばかりであり、東アジアではさらに追加のケーブル建設が計画されている。「アジアの回線価格が大西洋の回線価格まで落ち込むとは見ていないが、アジア太平洋地域の新規ケーブル建設が回線価格引き下げ効果を持つことは確かだ」と同氏は分析している。
 テレジオグラフィの「卸売帯域価格データベース」は、E-1からGbE、10GbE波長までの帯域商品について、160以上の主要ルートで15万を超えるキャリア価格を提供している。

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