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Luxtera、次世代30Gbpsデータレートをサポート

June 2, 2010, Carlsbad--ラクステラ(Luxtera)は、同社の光変調器が次世代30Gbpsシリアルデータレートをサポートすると発表した。4レーン並列で100Gbpsインタコネクトが実現する。
 Luxteraの技術は、次世代のEthernet、ファイバチャネル(FC)、ポートあたり100GbpsまでのInfiniBandを含む光インタコネクト市場に対応できる。シリコンCMOSフォトニクスの利点を利用することで、Luxteraのトランスミッタは従来のデータセンタ技術と比べると、伝送距離とパフォーマンスの向上をローコストで実現している。
 「InfiniBandはEDR(eight data rate)データレートに、Ethernetは100GEに移行するので、大規模コンピューティングシステムやデータセンタをサポートするローコストで高いスループットのインタコネクトの必要性が高まっている。従来、この市場はVCSELとMMFの市場だったが、これらは10Gbpsを超えるとパフォーマンスの限界に直面する可能性がある。Luxteraのシリコンフォトニクスベース・トランスミッタによって、データセンタは高まる帯域需要に応ずることができ、エンドユーザは経済的なコストポイントで100Gbpsをサポートする拡張パフォーマンスを利用できる」(CIRアナリスト、Lisa Huff氏)。
 データセンタの接続オプションは、レガシーの銅線とVCSELベースのMMFトランシーバだが、これらは伝送距離、サイズ、パフォーマンスで限界に来ている。従来の短距離光コンポーネントを30Gbps以上にしようとすると、VCSELベースのトランシーバは必要となる変調帯域、レシーバ感度、MMFの分散など多くの技術課題に直面する。また、データレートを高くするとVCSELベースのトランシーバは、データセンタマネージャが要求する厳しいパフォーマンスと信頼性に応えるという点で課題を残すことになる。Luxteraは、シリコンCMOSフォトニクスを利用することで、現行の光技術に関わるパフォーマンスの限界を打破した。これにより、コストが下がり、伝送距離や信頼性の限界も克服し、最先端のHPCクラスタや大規模データセンタが要求する帯域、低消費電力、低いビットエラーレートを提供できる。
 シリコンフォトニクストランスミッタはCWレーザとMZI CMOS導波路ベースの変調器を採用している。この技術により、高価な高速直変レーザが不要になり、Luxteraのfiber-to-the-chip SMF伝送技術と組み合わせることで、MMFの短所を克服している。Luxteraはすでに、モノリシックシリコンCMOSチップに実装した30Gbps変調器システムの実証に成功している。次世代の30Gbpsトランスミッタ技術をベースにした製品は2011年にサンプル出荷の予定。

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